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保育士の【履歴書・志望動機・職務経歴書】応募書類の書き方マニュアル

応募書類

履歴書を書く際、苦手意識を持たれる方は多いものです。特に、志望の動機や職務経歴書はどのように書けば良いのかわからないといった方も多いのではないでしょうか。

応募書類の段階では採用者にとって顔が見えないため、字や文章からその人柄を判断することになります。

字を丁寧に書く、読みやすく文章をまとめるといった配慮や正しい書き方にそって応募書類を書くことで、採用にグッと近づくことは可能です。

この記事では、履歴書・職務経歴書の正しい書き方や志望の動機を書く際のポイント、印象を良くする添え状の書き方の他、それでも履歴書作成に不安を抱く方が無料で添削サポートを受けられる方法をご紹介します。

保育士が応募書類を書く前の準備と注意点

履歴書は「あなた」という人物がどのような人なのか、就職を希望する保育園に貢献できる人なのかを伝える重要な書類です。

自分のことを正しく伝えるためにも、まずは自分自身を客観的に見つめ、自己分析することから始めましょう。

書く前の準備と注意点1
自己分析で自分自身を見つめ直す

誰かに自分のことを正しく伝えるためには、「自分で自分自身を理解する」必要があります。

自分は何が好き(得意)で何が苦手か、どんなことに夢中になったのか、保育士になろうと思ったキッカケは何か、前職を辞めようと思った理由や前の職場で嫌だったことなど、どんなことでも構いませんので思いつくままに書いていきましょう。

ある程度書き出していくと自分の傾向や特徴、価値観が見えてきます。

自分の利点や強み、弱点を知ることは履歴書を作成していく上でも、面接時にも「自分はどのような人間なのか」ということを客観的に捉え、答えていくことを可能にします。

注意しておきたいのは、 マイナス部分 にもきちんと目を向けることです。

その弱点をそのままにするのではなく、どのようにしたら克服できるのかを分析してみたり、別の視点からプラスに変換してみたりすることで弱点を強さに変えることも可能なのです。

書く前の準備と注意点2
自分の保育観と向き合う

自己分析で自分の傾向や特徴・価値観が見えてきたら、自分はどんな保育をしていきたいのか、子どもたちとどのように関わっていきたいのか、自分の得意分野は保育にどのように活かせるのかといった保育に対する向き合い方や自分に合った働き方を整理してみましょう。

箇条書きでまとめて書くと分かりやすいです。

書く前の準備と注意点3
就業希望先の求める人物像を理解する

就業希望する保育園のホームページやパンフレットに目を通してみましょう。

保育方針や保育目標などは園ごとの特色が出やすいため、どのような保育園で、どのようなことを重視して保育しているのかを理解するヒントになります。

求人詳細にも「0~1歳児の担任希望」「朝夕勤務可能な方」「体力に自信のある方」など、募集する人材の特徴が記載されている場合があります。

これを無視して全く条件に合わない方からの応募では、書類選考の時点で落とされる可能性が高くなってしまいますので注意しましょう。

保育園の特性や求められる人物像を理解し、自分の保育に対する考え方やこれまでの経験や特徴はどのように活かしていける保育園なのかマッチングさせていきます。

正しい履歴書の書き方・注意点

いよいよ履歴書を書いていきますが、間違ってしまった場合に修正テープを使用するのは止めましょう。面倒でも書き直します。消えるペンの使用もNGです。

最初に薄くエンピツで下書きをすると良いですね。書き終えたらインクが乾くのを待って、エンピツ跡を消すこともお忘れなく。

書き方・注意点1
誤字脱字に注意しながら丁寧に書く

最近ではパソコンで履歴書を作成する方も増えてきましたが、保育士の履歴書では手書きの方がおススメです。

実際に働き始めると連絡帳や日誌など、手書きで作成しなければならない書類も多いため、採用担当者もチェックしている部分なのです。

注意しておきたいことは、字が綺麗かというよりも丁寧な字を書いているかどうかというところです。

クセの強い字や大きさや幅が揃っていない乱雑な字だと読みづらく、書いている人の気持ちが伝わりにくくなってしまいます。

字の大きさや幅を揃える、誤字脱字に注意する、気持ちを込めて丁寧に書くと字の印象もだいぶ良くなります。

複数枚書く方にとっては面倒な作業ですが、施設にとってはあなたという人を判断するたった1枚の履歴書です。真摯な気持ちが伝わる1枚に仕上げたいものですね。

書き方・注意点2
省略名称・略字は使わない

履歴書を書く際には、住所の番地やマンション名、学校名や法人名も省略せずに正式名称を記入しましょう。

同じ県内だからと言って市区町村から記入するのではなく、都道府県から記入します。

学歴を書く際に、「○○大學」などの旧字体が正式名称として使われている場合には、旧字体で記入します。

職歴を書く際には「株式会社」の位置に気をつけ、株式会社や有限会社に会社員として就業した場合には「入社・退社」と記入し、社会福祉法人やNPO法人で職員として就業した場合には「入職・退職」と記入します。

最後に「現在に至る」と記入し、次の行の右端に「以上」と記入して締めます。行が足りなくなる場合には、「現在に至る」と「以上」を同じ行に記入しても問題ありません。

書き方・注意点
趣味・特技の欄はアピールポイントになる

趣味や特技を聞かれてサッと答えられる人はそう多くはありません。だからと言って「趣味・特技は特になし」などと書いてしまわないように注意しましょう。

趣味は、どれだけ上手いかは関係ありません。自分が興味をもっているもの・夢中になれるものがあればそのことを書きます。

楽器やスポーツなどは保育の仕事をする上で有利になりますし、パソコンが得意であれば園だよりや書類をまとめる際に役に立つスキルにもなります。

特技であれば、コンクールや大会への出場経験や実績、その経験で学んだことや得たものなどを書くと良いでしょう。

趣味・特技の欄は、あなたがどのような人なのか、趣味や特技がどう保育に活かせるのかといったアピールポイントとなりますので、具体的に書く方が興味をもってもらいやすくなります。

面接時に聞かれても答えられるよう、意識してまとめておくと良いですね。

志望動機は相手に自分がどのような利益を提供できるのかがポイント

履歴書の中で一番悩むのが志望の動機という方も多いのではないでしょうか。

志望の動機のポイントは、希望する保育園の保育方針や保育目標と自分の保育に対する考え方の一致している部分や、自分のこれまでの経験や特性を保育園ではどのように活かしていけるかという視点で考えることです。

ここで前述した「保育士が応募書類を書く前の準備と注意点」で掘り起こした自己分析・保育観・希望就業先が求める人物像などをまとめていると書きやすくなります。

前職を辞めた理由が保育観の違いや、前職での保育を経験して新たな保育内容に関心が出てきた場合には、その経験と就業希望先の保育園の保育方針と繋げるとさらに説得力が増します。

保育園が求める人物像と自分の保育観の共通点をアピールしていきましょう。

正しい職務経歴書の書き方・注意点

新卒の時には作成することのない職務経歴書は「書き方がよく分からない」「どんなことを書けばいいの?」と悩む方も多いかもしれません。

職務経歴書とは、これまでに就業経験のある方が過去の就業経験の中での実績や習得したスキルについて具体的に記載したものです。

書き方・注意点1
職務経歴書はパソコンで作成する

保育士の履歴書は手書きで作成することをおススメしましたが、職務経歴書は読みやすくするためにもパソコンで作成することをおススメします。

定まった形式はありませんが、A4用紙1~2枚程度にまとめると良いでしょう。誤字脱字・変換ミスに注意し、省略名称・略字は使わず正式名称を用います。

読み手にわかりやすいように項目ごとにタイトルをつけ、太字にする、フォントを変える、スペースを空ける、箇条書きにするなど自分なりに工夫しましょう。文章は長文にならないように気をつけます。

書き方・注意点2
職務内容と業務内容の記載

これまで務めていた保育園などの情報は、名称のみならず、保育形態や在籍数などの情報も記載します。

担当していたクラスの年齢や勤務期間を入れておくと、採用時のクラス分けの参考になります。 職務内容では、携わった業務について書くと業務スキルのアピールにもなります。

情報はスッキリと見やすくするために箇条書きにすると良いでしょう。

保育業務において力を入れてきたことがあれば書き加えましょう。業務での経験や業務に対しての姿勢が伝わるような文章を心がけます。
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<例>
・子ども一人一人の個性や発達に合わせて言葉がけや援助の仕方を工夫しました。
・保護者と積極的にコミュニケーションを取り、相談においては保育士として専門的な視点からアドバイスするよう気をつけました。
・どの年齢の子どもたちでも楽しく行事に参加することができるようにペープサートや紙芝居を利用し、わかりやすく由来を伝えるよう工夫しました。

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書き方・注意点3
書くことがなくて空欄が目立つ場合

転職回数が少ない方にとっては職務経歴だけでは空欄が目立ってしまい、バランスが悪くなる場合があります。

特技や得意分野、自己PR、取得免許やスキルなどがあれば項目を増やし、アピールできることを記載していきましょう。

印象を良くする添え状の書き方・注意点

添え状は送付状やカバーレターとも呼ばれており、「誰が誰に」「どんな目的で」「何を郵送したのか」をまとめたものです。A4用紙1枚にパソコンで横書きに作成するのが一般的です。

書き方・注意点1
日にちと送付時の注意点

作成した日にちではなく送付する日にちを書きます。作成後は日が経つ前に、早めに送付しましょう。
送付時にはまとめてクリアファイルに挟みます(雨に濡れてもインクが滲まないようにするためと、書類がバラバラにならないための配慮です)

書き方・注意点2
宛先の書き方

宛先は自分の連絡先よりも先に記載します。

会社名・部署名・個人名を上から順に書いていきますが、担当者の名前がわからない場合は「社会福祉法人○○保育園 人事部 採用ご担当者様」もしくは「社会福祉法人○○保育園 人事部御中」と書きます。

「社会福祉法人○○保育園御中 ○○○○様」と書いてしまうと二重敬称になりますので注意しましょう。

書き方・注意点3
本文は「頭語+時候の挨拶+内容+結語」が基本

頭語というのは結語とセットになっており、組み合わせる言葉が決まっています。就職活動では「拝啓」「敬具」がよく使用されます。

時候の挨拶もさまざまな定型文があるため、相手が受け取った頃の季節に合ったものを選びましょう。

内容の部分では、自己PRや熱意などを簡潔にまとめてアピールしたり、面接の機会を設けてほしい旨を書いたりすると良いでしょう。

詳しいことは履歴書や職務経歴書に書いてありますので、長々とした文章にならないように注意します。

応募書類の添削サポートなら保育士の転職エージェントを活用しよう

履歴書・職務経歴書・添え状と、書き方や注意点をご紹介しましたがいかがでしたか?

一人で転職活動をしていると「例文の丸写しでオリジナルの文章が書けていない」「応募内容が客観的に判断できていない」なんてこともあります。

特に、提出期限が設けられている場合には、焦燥感からますます何を書いたら良いのか分からなくなってしまうこともあります。

一人での転職活動に不安に思う方は、保育士専門の転職サイトを利用してみましょう。

【保育士バンク】なら応募書類の添削や応募予定の園に響く書き方をレクチャーしてくれますので、自信を持って提出する書類を作成することができるでしょう。

保育士専門転職支援サービス【保育士バンク】

まとめ:作成が完了したらコピーを取り、面接に向けた資料にする

転職活動の中でも頭を悩ませる履歴書や職務経歴書は単にあなたの経歴を伝えるだけでなく、あなたという人物やビジネスマナーも見られています。面倒な作業ですが、自分自身と向き合って丁寧に作成していくことを意識しましょう。

作成が完了したらコピーを取っておくことをおススメします。面接までに日にちがある場合に、何を書いたか忘れてしまわないようにする為です。

面接時にチグハグな受け答えをしないためにも何度も目を通し、自分の伝えたいことを簡潔に説明できるように練習しておきましょう。

マイナビ保育士は、応募書類や面接の対策もサポートしてくれるので転職が初めての保育士にとって心強いパートナーとなってくれます。

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