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育休産休後に復職・再就職したいママ保育士が好条件で転職する方法

再就職

自身の出産・育児に奮闘する毎日を送る中で、育休・産休明けが近づいてくると再就職に不安をおぼえる方も多いのではないでしょうか。

平成23年度厚生労働省委託事業における「潜在保育士ガイドブック」(株式会社ポピンズ 平成23年度)によると、潜在保育士の約7割が子育て中・子育てが落ち着いた人となっており、保育園で就労するにあたっての不安要素(個人の状況)は「家庭との両立(48.6%)」が最も多く、次いで「自身の健康と体力(45.5%)」が続きました。

家庭と両立しながらこれまでの働き方でやっていけるのだろうか、ブランクを経て体力を必要とする保育士の仕事を続けていくことかできるのかと悩むママ保育士はやはり多いのです。

この記事では、そんな復職・再就職に不安をおぼえるママ保育士が好条件で安心して転職することができる方法をご紹介します。

ママ保育士の復職・再就職の現状とは?

保育士の中には結婚や出産を機に退職する方が4人に1人と多く、保育士資格を持っているにも関わらず専業主婦や別の業種に就いたりしている潜在保育士が約70万人います。

「潜在保育士ガイドブック(平成23年度 株式会社ポピンズ)」によると、保育士として復職・再就職したいと考えている方も多い中、それでも保育園で就労していない理由として
・求職しているが条件に合う求人がない(29.6%)
・就職に不安がある(26.4%)
との理由が挙げられています。

潜在保育士が求めるサポートには
・就職の情報(38.0%)
・研修(28.7%)
・業界の情報(26.4%)
と、ブランクによる不安を払拭できるほどの情報や研修などのサポートが十分に得られていないことがわかります。

ブランクがあっても安心!研修・復職支援プログラム

ママ保育士の復職・再就職に対する不安を払拭すべく、復職・再就職を支援する研修会や情報の提供を行う保育士・保育所支援センターやハローワーク、大学のキャンパスを活用して行われる復職支援研修会も増えてきています。

都道府県・指定都市・中核市が直営または民間団体に委託して実施している「保育士・保育所支援センター」は全国で33都府県に40か所設置されており、求人情報や研修情報の提供等を継続的に行う他、再就職に関する相談や就職斡旋、保育士登録名簿を活用した情報発信等を行っています。

ハローワークにおいても、ハローワークや労働局、各都道府県・市町村が実施する就職支援セミナー等の再就職のための各種イベントの開催にあたっては、相互に連携し、地域の保育所整備等に関する情報や最新の保育士の実情や保育士求人に関する最新動向等を同時に説明する機会を設定し、情報提供を行っています。

また、大学などのキャンパスを利用して潜在保育士や現職保育士として働いている方向けの研修会なども開催されています。
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<岡山県>「潜在保育士復職支援研修会」-就実短期大学
・保育原理・特別支援・障がい児保育・幼児体育・器楽の研修会
・就実こども園での体験実習
・情報交換会

<兵庫県>「潜在保育士復職支援研修」-関西国際大学(尼崎キャンパス・三木キャンパス)
・発達過程の理解と対応・リスクマネジメント・みんなの特別支援教育・保護者支援・相談援助・実技指導・子どもの食と栄養(2日間の研修会)
・保育園、認定こども園で2日間の体験実習
・情報交換会

[/aside] 最近では、保育士に特化した保育士求人・転職サイトでも独自の研修会や説明会などを開催し、ブランクを経ての復職・再就職を目指す方のサポートを行っています。

ママ保育士向けに育児と仕事を両立しやすい職場と条件

これから復職・再就職するママ保育士にとって、どのような条件であれば育児と仕事を両立していけるのでしょうか。

東京都保育士実態調査報告書(東京都福祉保健局 平成26年3月)によると、配偶者・子ども有りのママ保育士が求める「保育士再就業時の希望条件」は、通勤時間(70.6%)勤務日数(70.5%)勤務時間(64.7%)雇用形態パート・非常勤採用(59.0%)と続いています。

自身の子どもを保育園や学童に預けて復職・再就職することになるため、子どもの送迎や帰宅後の家事・育児に費やす時間を考慮して、通勤時間や勤務時間を減らせるパートや非常勤として働くことを望む方が多いことがわかります。

パート勤務であれば主担任を任されることもないため、日案や指導計画書といった資料の作成や持ち帰りの業務もほとんどなくなり、子育てと仕事を両立しながら働くことが可能です。

職場の環境としては、子育てに理解があり、子どもが急に体調を崩した場合に休める(代わりの職員が確保できる)というのも大切な条件になってきます。

ママ保育士が働きやすい職場を見つけるには

ママ保育士が復職・再就職するためには、育児と仕事を両立させなければいけません。
そのためには、以下の条件が求められていることがわかりました。
[aside type=”boader”]

・通勤時間が短い
・勤務日数が少ない
・勤務時間が短い
・パートや非常勤で勤務する

[/aside] 全国的に見ても慢性的に保育士は不足しているため、保育士求人は多数あります。しかし、希望通りの条件に合った求人情報を探すのは難しく、これらの条件を優先してしまうと給与面や施設の運営方針への共感といった条件を妥協せざるを得なくなってしまう場合もあります。

せっかく復職・再就職したのに、育児と両立させるためにストレスフルな職場に毎日通わなければならなくなるのは避けたいものです。

そんな、一人での復職・再就職活動に不安を抱く前に活用したいのが、保育士専門の転職エージェントです。

保育士の求人・転職サイトでは、特定の地域あるいは全国の保育士求人情報を取り扱っており、求職者の希望条件に合う求人情報を提供、内定までのサポートやアフターフォローを行っています。

サイトによってはコンサルタントやコーディネーターと呼ばれる専属のサポーターがおり、悩みや疑問に応えてくれたり、面接の日時調整や勤務条件の交渉等を代行してくれたりするため、ブランクを経ての復職や一人での再就職活動に不安のある方にとって心強いものとなっています。

保育業界に精通しているため、保育施設の内部事情にも詳しく、施設の雰囲気や離職率、園長先生の人柄も教えてもらえるサイトもあります。

また、人気の好条件求人などは非公開求人として取り扱われておりますが、サイトに登録するだけで紹介してもらうことも可能なので、一人で就職活動するよりも効率よく好条件の求人に出会う可能性が高いのです。

いずれのサイトも無料で登録・利用することができるため、最近ではこのような保育士専門の求人・転職サイトを利用する方も増えてきています。

それぞれのサイトに特徴があるため、自分の勤務地エリアに対応しているか、自分の求めているサポートが受けられるかを比較し、活用してみてはいかがでしょうか。

特に【保育士バンク】は、手厚いサポートが魅力で好条件の再就職求人を探している保育士にぴったりです。全国対応なので、地方に住んでいる保育士にもおすすめです。

保育士専門転職支援サービス【保育士バンク】

まとめ:ブランクがあっても復職・再就職はこわくない!

自分自身の出産・育児を経て学ぶことは多く、保育の現場で活かせることがたくさんあります。そのため、子育て中のブランクは決してマイナスなことだけではありません。

「子ども一人一人の思いにもっと丁寧に寄り添いたい」「親の不安に共感し、励ましてあげたい」という思いは、我が子を育てた経験のある保育士だからこそ抱く思いです。

政府は約70万人もの潜在保育士が保育現場に戻ってきてくれることが待機児童解消のためには必要不可欠とし、自治体ごとに再就職に向けたセミナーや研修会、相談、斡旋にと力を入れ始めています。

保育士専門の求人・転職サイトも活用し、自分の希望条件に合った働き方ができる求人を紹介してもらいましょう。ブランクがあっても好条件で復職・再就職することは充分可能なのです。

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