千葉県在住、27歳えりこさんの転職体験談
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転職しようと思ったきっかけ
人数規定が緩かったため職員と子供の数のバランスがおかしく、一人ひとりの子供に寄り添った保育ができませんでした。
また、合理性や効率が一番大切だという園の方針にも納得が出来ませんでした。
私は0歳児クラスの担任でしたが、クラスの子を園長の判断で年度途中に進級させ、0歳クラスの定員を空ける。そこにすぐに新しい子を入れるというシステムだったので、いつでも慣らし保育をやっている状況でクラスの雰囲気を落ち着かせたくても出来ない状況でした。
担任としても年度末まで子供の成長を見れないという悔しさが日々積もっていったのが転職しようと思ったきっかけです。
転職時の希望条件とその理由
条件として一番大切にしたのは、「しっかりと一人一人の成長を見れる園で働きたい」ということでした。
転職前の保育園では仕事に追われすぎて、自分が保育士を目指した志や子ども達に対してしてあげたいことを忘れてしまうような環境だったので、とにかく子どもと寄り添って保育ができることに重点を置きました。
雇用形態や給与よりも保育園の方針や園の雰囲気を重視してもう一度保育士という仕事を好きになれるような転職活動をしたいと希望していました。
また、通勤時間も30分以内と絞り、自分の生活に支障が出ないように働ける園を探しました。
Whoops! It looks like you forgot to specify your html tag.転職活動で工夫したこと
求人情報にはいいことしか書いてないのではないかと感じた為、最初はネット情報ではなく、先輩保育士の紹介でいくつかの園を見学させていただきました。
その中で、小規模保育園や家庭的保育を実践している園が自分に合っているのではないかと考えるようになりました。
方向性が決まった上で転職サイトに登録をしました。
私が使った転職サイトはマイナビ保育士と保育士バンク、保育ひろばです。
3社登録した理由としては、1社では偏った求人紹介になってしまうのではないかと不安に思ったことと、多くの方や園に合ってその中からじっくりと決めたいという思いが強かったからです。
コンサルタントさんは3社とも丁寧に対応してくれ、私のわがままな要望にも応えてくれようとしてくれました。とても感謝しています。
また、保育ひろばの担当の方は、転職先が決まり実際に働き始めてからも「その後どうですか?」と何度かご連絡頂きました。
私はとてもいい園に巡り合えたので幸運でしたが、もし転職先も辛い保育園だった場合、そのように転職後も連絡を頂けると相談が出来るからいいのではないかと思います。
転職先企業に決めた理由と経緯
選考は書類選考と面接1回、見学+30分ほど子供たちと過ごす日が1日ありました。
この転職先企業への決め手は、園の雰囲気です。
子供たちに対する保育士のほんわかした感じと常に笑顔で楽しそうに保育をしている先生達が印象的でした。
また、子供たちが人懐っこく話しかけてくれ、日々保育士や親御さんから愛情をたくさんもらっているんだと感じました。
帰りの会にも参加させてもらい、その際、立ち歩いている子がいても大きな声で怒ることもなく、きちんとお話をして、一緒に座る。というやり方に保育士さんたちの子供に対する深い愛情を感じ、ここで働きこんな保育士になりたいと感じたからです。
転職してよかったと思う点
小規模保育園なので、最初はやり方も違い戸惑うことが多かったです。
ただ、先輩保育士さんたちがとても優しくまたベテランで、こうゆう時はどうするべきとか、こうなったらこう対応してみようね。とか細かなところも教えてくれたので、本当にこの園に出会えてよかったと感じています。
また、最初は自分のクラスみんなが同じ動きをすることが一番大切と思っていた私も、今では、ひとりひとり違ってそれでいいと自然と思えるようになりました。
保育士としてとても成長できたと自分でも感じています。また、すごく風通しの良い会社なので、自分が疑問に思ったことや不安に思ったことをすぐに園長に相談できる社風にも感謝しています。
今後の目標
まずはもっと保育士としても経験を積み、子供たちがどんな状況になっても慌てず落ち着いて行動できる保育士になりたいと考えています。
ただ何となく毎日を過ごし経験を積み重ねるのではなく、離乳食については食事介助に対する知識を持ち、風邪気味の子には病児保育の知識を活用し、など経験だけではなくきちんと知識としても頭に入れておきたいと考えています。
そのために今は幼児食アドバイザーの資格取得のための勉強をしています。
今は他の先生方に教えてもらうことが多いので、いつか他の先生に1つでもいいので何かを教えられる保育士になりたいと思っています。
これから転職をしようとする保育士・幼稚園教諭へアドバイス
当たり前すぎて忘れてしまいがちですが、子供が好きだから保育士になったということを忘れないでほしいと思います。
保育士の仕事は毎日が忙しすぎて、重要な保育業務よりも他の業務が多すぎて子供の成長を感じている暇もないと思います。
でもふと立ち止まり、なぜ自分が保育士になったのか、保育士になって何をしたかったのかをもう一度思い出してほしいです。
そして、その思いを実現できる場所で活躍してほしいと思います。
保育士はとても尊い仕事です。とても責任のある仕事です。でもそれだけやりがいのある仕事だと思っています。
胸を張って楽しい!といえる職場に出会えることを願っています。