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プリスクール・幼児教室で働く保育士の年収/給料とキャリアパス

プリスクール・幼児教室

保育士資格を取った人は大体保育園で働くイメージですが、保育士の資格だけを持っていても、幼児教育に携われる場所があります。

それが、プリスクールと幼児教室という場所です。少子化が進む日本でも、相変わらず子どもには良い教育を受けさせたいと願う親が大勢います。

小学校受験を目指す子ども達、他の子どもよりも一歩進んだ存在になって欲しいと願う親、そしてやる気のある子ども達が通うプリスクール・幼児教室について今回は説明します。

プリスクール・幼児教室で働く保育士のメリットとデメリット

プリスクール・幼児教室で働く中で得られるやりがいや、他の保育園にはないメリットは沢山あります。

しかし、同じ様にデメリットも存在します。ここではそれぞれのメリット・デメリットを対比しながら、どんな保育士が向いているのかを紹介していきます。

もし自分に向いていないと感じても、適している性格に近付ける事、職場での努力で就職できる可能性は広がります。

プリスクールや幼児教室はブランク明けの保育士の勘を取り戻すアルバイトとしても人気です。

メリット1:自分の語学力も向上する(プリスクール)

プリスクールの特色として、英語を日常的に使うようにしている所が挙げられます。英語をレッスンや設定保育で使うのではなく、日常的な会話から英語を使用する、英語が常用される世界です。

ですから、保育士も勿論英語を使用する事が求められますので、自分の語学力がかなり鍛えられます。

また、講師は大体ネイティブな人を雇うので、様々な文化の違いなど自分の見聞を広げる事が出来ます。

保育士はネイティブ講師の補助が大きな役割の一つなので、一人で英語の授業をしなければいけないという訳ではありません。

メリット2:コミュニケーション能力が付く(プリスクール)

プリスクールは、インターナショナルの教室とはまた違います。インターナショナルスクールは規定として、外国人の子ども達が英語で授業を行い教育する所です。しかし、外国人が対象なので、日本人は入れません。

そこで利用するのがプリスクールで、保護者は日本人である事も多いです。

ネイティブ講師について英語は堪能ですが、日本語になると少し不安が残り、教育面で保護者との相談がしにくいという難点が挙げられます。

そこで間に入って通訳を行うのがバイリンガルスタッフと呼ばれる保育士です。

通訳をする中で、コミュニケーション能力がどんどんと上がっていきますし、保護者と主になって接する事が無い分、客観的にネイティブ講師と保護者の関係を見て、援助できます。

自分が主になって保護者に接する事が無い分、気持ちが楽に感じます。

メリット3:自分の興味ある分野の指導を選べる(幼児教室)

幼児教室には、子どもに良い刺激を与えたいと高まるニーズに応えて様々な種類があります。

代表例として、知能を発達させる為の知育、子どもの興味を持っている事、一般教養を深める情操教育、発音や語学力を鍛える語学教育、小学校の受験を目指して教養や運動能力、そして面接などの練習を行う受験対策です。

どちらの教室にしても、保護者達は真剣な思いで子どもを教室に通わせているので、しっかりと自分も教養を付けて子ども達を指導できるような知識を身に付ける事が求められます。

この仕事に向いている保育士の特徴は、共通してやる気があり、努力を惜しまない人、そして学ぶのが好きな人です。

情報は常に変わり、教育方法も日々変化しています。

その変化や情報を選りすぐり、新しい学習法をどんどん自分のものにし、一人ひとりの子どもに合った方法で取り入れ、発達を促す事が求められます。

また、小学校受験の為に通わせている保護者の念願は第一志望校への合格です。

勉強は勿論ですが、日常生活の動作、そして面接対策なども行わなければいけません。

学ぶ事が多く忙しくても、それが苦痛ではない人は向いていると言えます。

デメリット1:正規雇用が難しい

一番気になるのが、福利厚生や給料です。

プリスクールや幼児教室は厚生労働省の管轄(保育園と同じ省)ですが、ほとんどが認可外として活動しており、安定した正社員雇用が少ない事、給与(時給)が正社員を目指す一人暮らしの保育士からしてみれば低い事、そして場所によって違いますが、福利厚生も無い、または普通の保育園よりも悪いという所も少なくはありません。

アルバイトとして長く勤め、チャンスにかけて非正規雇用で働くのも良いですが、将来に不安は残ります。

デメリット2:普通の保育のスキルが身に付きにくい

プリスクール・幼児教室共通して言えるのは、普通の保育園とは全く違うという事です。

流れもですが、設定保育を行わない所も多いです。

ですから、普通の保育園に転職を考えた際に、子ども達のトイレ介助から始まり、食事の食べさせ方、おむつの変え方など基本的な事から始まり、設定保育を行う際に学習以外何をさせればいいのか分からないと悩む事もあります。

逆のパターンもあり、普通の保育園で働いていたものの、子ども達の発達を援助する事を目標にプリスクール・幼児教室に転職を行い、なかなか前の保育園で行っていた事、学んだスキルは活きずに悩むのです。環境が大きく変わり、学んだ事が0になるのは辛い所です。

デメリット3:保護者の期待に応えられるか

この仕事は保護者からの期待・プレッシャーがかかる仕事です。保護者達は必ず志望校に合格して欲しいと思い子どもを通わせています。

また、お行儀がよくなるように、小学校に就学してから周りに差を付けられるように、と通わせている人も多いです。

月謝も発生するので、これで何も身に付かなかった、志望校に合格しなかったとなると保護者達は大激怒です。

そのスクールの名前を名指しで批判されてしまっては、生徒が集まらずに閉校になってしまいます。

結果が出なければ閉校の可能性が高まり、そして保護者からの信頼も失われる非常に大変な仕事でもあります。

上記を読んで分かるように、向上心があって、プラス思考に考えを持って行ける人でないと、将来の不安や保護者のプレッシャーに耐えられずに精神を病んでしまいます。

また、子どもに押し付ける様に教育をしてもそれは意味がありませんし、子ども達も吸収しません。

子ども達のやる気をいかにして引き出し、学びたいという姿勢を取らせるかが非常に大切なポイントになります。

子ども達の性質をよく理解し、子ども達一人一人をしっかりと見られる能力も求められます。

プリスクール・幼児教室で働く保育士の年収/給料とキャリアパス

プリスクールと幼児教室は、なかなか正社員登用のない、将来の見えない職業でもあります。

しかし、子ども達に自分の教育を施して能力を伸ばし、志望校合格や子ども達の態度、才能という形ではっきりと結果が出ます。

その分やり甲斐を十分に感じる事が出来ますし、勤める前にその教室の特色によって、自分も学びを深めたりする必要もありますが、必要な資格は保育士資格だけで、キャリアは必要ありません。

前に勤めた事があればその分有利になりますが、必ずしも勤務経験が必要ではないですから、ブランク明けでも就職可能です。

具体的な平均月収は、正社員登用ありで最低でも20万~設定されています。

英語の能力や、ネイティブ講師の通訳の役割も果たして、保護者対応の主を任されるので、その負担を考えての額だと言えます。

時給設定も、最低1,200円~となっているので、アルバイトやパートとしてはかなりの高待遇と言えます。

年収計算すると、正社員の場合はボーナス含め最低でも250万以上の年収を得る事が出来るので、正社員になれば普通の保育園よりは高いです。

プリスクール・幼児教室の職場選び

不安定だからこそ、教室が継続し働き続ける環境を選ぶ必要があります。プリスクール・幼児教室の数は多いですが、その質や待遇は全く違います。

そこで、どんなポイントを抑え、どんな職場を選ぶと安定した職場に就職できるのかを紹介していきます。

また、職場選びも大切ですが、自分の英語力や学習能力に合った職場を選ばないと子どもに上手に指導が出来ず、非常に苦しい状況になるので自分のキャパシティを冷静に判断する事も求められます。

1)実績がある

このような認可外の教室で大切になるのは実績です。プリスクールであれば母親達の口コミ、毎年の生徒の平均数、それに対する職員の数で把握する事が出来ます。

実績があれば、保護者は兄弟児が居ればそこに再び入れようと考えますし、周りにもその教室が良いと言う筈です。

人気の教室=実績がある=安定して継続して教室を運営できるという方程式が出来上がります。必ず教室の口コミはHPなどで確認してください。

2)長く続いている

教室の継続年数も重要なポイントです。長年続いている所は経営が安定していますし、毎年実績を出しているという事なので就職するには持って来いの場所となります。

また、他の地域や県に姉妹校などの展開を行っている大規模な所は、将来の心配はありませんし、福利厚生や時給も期待できます。

正社員にならない限りは転勤を命じられる事もありませんから、なるべく全国展開をしている所や、長く続く教室を中心に福利厚生・時給の金額を見ながら比較してください。

3)実際に近付いて教室の雰囲気を見てみる

幼児教室もプリスクールも、商業施設の中に併設されている事が多いです。

また、外から見えるようにしてある教室もあるので、実際に赴いて教室の雰囲気やどんな職員がいるのかを見てみましょう。

見学会も行っているので、それに参加して授業内容、内容の濃さなどを見ながら自分に合っているかを吟味します。

商業施設の中にあるので交通の便も良い為、通勤には困りません。その代わり、商業施設の繁盛期は道が渋滞したり、感染症のリスクが高まるのでそういった二次的な問題も考える必要があります

プリスクール・幼児教室の求人を探すなら保育士専門の転職サイトを活用しよう

最近の保育士専用の転職サイト、そして普通の他の職種も選べる一般の転職サイトどちらにも必ず求人は出ています。

しかし、一般のサイトは利用者が多い為、自分で出向いて教室の成り立ちや何故空きが出たのかを調べるしかありませんが、保育士の専用転職サイトを利用すれば、前職者の辞職理由から調べてくれます。

また、条件の良い教室をいくつも調べてきた上で、共に吟味をしてくれるので就職を失敗する危険も少ないです。

また、自分の希望する勤務時間、休日数などの交渉も全て請け負ってくれるのが保育士専用の転職サイトのスタッフなので、なかなか自分で要望を言い出せない人は是非とも利用してください。

プリスクールや幼児教室はブランク明けから幅広く対応!【まとめ】

プリスクール・幼児教室はそのやる事の複雑さ(英語学習や異文化を学ぶなど)から、保育士も頭が良い人しかダメなのでは…と不安になる人も多いです。

しかし、中学校の英語をある程度習得し、毎日子ども達やネイティブスタッフと過ごす中で段々と英語は習得できます。

保育士は保育の役割を期待されるので、そこまで語学力を心配する必要はありません。

ブランク明けで普通の保育園の正社員をいきなり目指すのは不安だから、まずは高給なパートから勘を取り戻したい人、グローバルに活躍する人材の教育に携わりたいと高い志を持つ人、子どもの教育は勿論自分のスキルアップも目指す人に向いている職場だと言えます。興味がある人はどんどんチャレンジしてください。

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